地域内の移動ニーズを把握し
自動運転バスのルート策定に活用
市場創生部 渉外課長 中島 真之介様(写真右)
企画部 梶尾 龍之介様(写真左)
ソフトバンクのグループ会社のBOLDLY株式会社は、茨城県境町の自動運転バスのルート策定、企画・検討をおこなっています。その中で「人流統計レポート」を導入いただきましたので、今回は、中島様と梶尾様にお話を伺いました。
- 自動運転バスのルート・ダイヤの設定に向けて
ー 導入の背景や課題について教えてください
茨城県境町では、ビッグデータを用いて自治体初の自動運転バスを運行しており、地域内の移動促進や消費の拡大に向け、ニーズに合わせた路線拡大・利便性向上の取り組みをしています。
茨城県境町の自動運転バスのルートを策定するために、どこに移動ニーズがあるのかの把握や、低速で走行する自動運転バスのルートを拡大した際に、既存交通に影響が出ないかの把握が必要です。そのため、Agoopの人流データを活用しようと考え、「人流統計レポート」を導入しました。
- 従来の160%以上の利用客を獲得
ー 導入してどのような効果がありましたか
Agoopの人流データで移動ニーズを見える化し、ニーズを踏まえ自動運転バスのルート・ダイヤ・運行方法を最適化し、実験ルート・ダイヤでの運行を実施したところ、定時便と比較して、160%以上の利用者を獲得できました。
また、実験ルート上にある施設では、普段よりも訪問者が増え、売上が増加するなど、地域内の移動促進や消費の拡大が、実際に効果として現れました。
お客さまプロフィール
法人名
BOLDLY株式会社
所在地
東京都港区海岸1-7-1 WeWork 東京ポートシティ竹芝10階
部署名 / 部署業務
市場創生部渉外課
・自動運転分野の規制改革や政府渉外
・自動運転バスの社会実装PJでのPM
・デジタル田園都市国家構想やスマートモビリティチャレンジなどの国事業のPMを担当
企画部
・自動運転バスが実用化されている地域におけるレベル4運行に向けたモデルケースの確立
・上記横展開に向けた他地域への自動運転バス導入の企画/実行
ホームページ
BOLDLY株式会社:https://www.softbank.jp/drive/
(茨城県境町:https://www.town.ibaraki-sakai.lg.jp/)